フィーリウス王子の親友を自称する、若手の騎士です。
さほど名家の出ではない上に、素行がよくなかったらしく、 時折品のない言葉を吐いてしまったりします。
『王子の親友』としては、あまり相応しくないような 若者であり、彼の言うことが本当なのか疑っている人も 居ます。
しかし彼は他人の言葉など気にせず、親友の妹である フィーリアのため、労を惜しまず手助けしてくれます。 フィーリウスの代わりに、兄の役を申し出るほどです。

そんな彼自身にも、とてもかわいがっている妹がいます。 彼は妹の愛らしさを公言して歩き、誰彼となく自慢して まわるのです。その様子は、まさにこっけいなほどですが、 彼は大真面目です。
さらには王女に頼み込んで、妹の文通相手になってもら おうとすることも。

そんな彼にとって、王女はまさに、 『愛すべきもう一人の妹』となっていくのですが……。
そんなコルネリウスが、王女のことを一人の女性として 見てくれる日は、やってくるのでしょうか。