![]() |
ある時、ムスペッルスヘイムの熱風がニヴルヘイムの霜を溶かし、原初の巨人であるユミルと牝牛のアウズフムラが誕生した。ユミルはアウズフムラの出す乳を食料に生き、身体のいろいろな場所から霜の巨人と呼ばれる一族を生む。 一方、アウズフムラは塩の霜でできた石を舐めて生きていた。その舐めた石からはブーリという巨人が生まれた。ブーリは、ボルという息子をもうけ、そのボルは霜の巨人であるベストラとの間に3柱(高貴な存在に対しての人称)の神々をもうける。その神々とはオーディン、ヴィリ、ヴェーである。 ここに太古の世界において、中心人物の1柱であるオーディンが誕生することとなる。 |
![]() |