レーヴァテインとは・2
    「手羽が必要なんだな。わかった、すぐに取ってくる!」
    「まぁまて、ヴィゾフニルは並の武器では傷一つつけることは出来ない」
    「え?」
    「ヴィゾフニルに傷をつけられる武器は唯一無二、『レーヴァテイン』という武器だけだ」
    「そのレーヴァテインはどこで手に入る?」
    「…………」
    「教えてくれ!」
    「……スルトの妻、シンモラが持っている」
    「よし、すぐに行ってくる!」
    「まぁまて」
    「まだなにかあるのか?」
    「シンモラは、レーヴァテインを特別の箱に収めている。彼女からレーヴァテインを借りるにはヴィゾフニルの尾羽が必要だ」
    「ちょっとまってくれ……。さっき、ヴィゾフニルの手羽を取るためにレーヴァテインが必要だと言ったよな?」
    「うむ」
    「でもレーヴァテインを借りるには、今度はヴィゾフニルの尾羽が必要なんだよな?」
    「うむ」
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