魔眼を持つもの ゲトリクス・1

    ユーラメカ大陸で唯一神と戦い勝った英雄。

    ゲトリクスは、元々は無名の傭兵だったが第一次英武戦争時にバレンシア王国に所属し、カスティリア王国崩落時に当時バレンシア王国だったロドリコの撤退時のしんがり軍を務めたことで有名となる。

    ゲトリクスの左眼は、見えないわけではなく魔眼を宿している。以前に妖精の宝を発掘する商人にたちの護衛をする仕事を受けたときに、妖精に魅入られてしまい魔眼を宿すようになる。

    この魔眼は妖精の眼と呼ばれ、世界の理を知ることが出来るという。さらにはその眼で見た人物の心を読み取り、自身の力を与えたり、奪ったりすることが出来たのである。しかし、長時間この眼で見続けると、その情報量の多さに脳が発狂してしまうという難点もあった。そのため、普段は魔力が宿る眼帯をし、その力を押さえているのである。

    この万能な眼を持つ彼は、色々なものから狙われることとなる。時には悪魔に、時には魔物に、時には人間にも狙われることもあった。ある時、最大の難関がゲトリクスに立ちふさがることとなる。彼

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