
先王の治世を助けた宰相。王女の王位継承にケチを
つけた張本人です。

もともとは身分の低い家系から、実力でのし上がってきた
人物であり、そのために多くの政敵を葬り去ってきました。
しかし実際に政治能力は高く、他の領主達からも一目
置かれています。

隙あらば侵略しようとする諸外国に、にらみを利かせる
ことが出来るのも彼だけです。
その意味ではもっとも王に近く、相応しい男とも言える
でしょう。

口調は辛らつで、よく他人を見下すような態度を取ります。
王女に対しては一層酷く、人格を否定するような言葉を
投げつけてきます。しかもその言葉に一面の真実を混ぜて
くるため、反論しがたいのです。

このような卑劣な男であるため、人間的にはほとんどの
人から嫌われているのですが、彼自身はそれを全く苦に
していないようです。
むしろ嫌われることを楽しんでいる様子さえあります。

未婚で子供も居ないためか、親類縁者に対しては、
面倒見が良いようです。
無能でどうしようもない領主に対し、親類ということで
支援や助言をしたり、身寄りのなくなった親類の子を
後見したりしています。
ですが他人に対して援助するようなことは一切しません。