
人類社会に技術と知識という名の恵みをもたらす組織
『協会』。
その、ターブルロンド国における代表者です。

かつて人類は、この世界における弱小種族でした。
しかし数百年前に協会が出現し、人類に技術と知識を与えた
ことで、現在のような人類中心の世界が出来上がったのです。

街道・上下水道等の生活インフラは、現在でも協会の
管理下にありますし、多くの国では政治に対し、協会の
助言を仰いでいます。
ある意味では協会は、人類全体に対して緩やかな支配を
行っているとも言えるでしょう。

ただターブルロンドは闇の者との戦いの最前線であった
ため、教会の勢力が浸透せず、その影響力も弱くなって
います。
司教は、協会の浸透に腐心していますが、なかなか進展
しないのが実情です。

協会の構成員は、その進んだ技術を独占できますが、
引き換えに俗世との関わりを断ち、常に仮面を着用しなければ
なりません。司教自身もまた常に仮面を着用しており、
その素顔を知る者はいないようです。

司教自身は真摯で誠実な人柄のようですが、彼が、
そして『協会』が何を考え、なにを望んでいるのか。
それは、大いなる謎に包まれています。