▲エゴと呼ばれる未知の力
リアライズの物語において、最も重要な部分を握っているのがエゴ(もしくは、エゴパワー、プロクシなど)と呼ばれる不可思議な力です。
エゴは、それがどういう力か、なぜ突然世界に発生したのか、詳しいことはなにも判っていません(エゴという呼び名すら一部で使われているだけで、正式な名称はないのです)。
エゴは、普通の人間には見ることもできず、感知する方法もありません。
一部の人間が強く存在を主張しているに過ぎないのです(存在しないと主張する声の方が圧倒的に多い)。
ですが、都市圏の少年少女たちの間では、エゴに関する噂は急激に広がっています。
▲エゴとはどういうものか
『心の一部が形になったもの』という説が有力ですが、はっきりとした確証はありません。
見ることのできる人間には、エゴは物体そのもののように見えます。
しかも誰が見ても同じ形(白い卵のようなエゴなら白い卵に、カッターのようなエゴならカッター)に見えるのです。
実体を持たないエゴは質量のない幻のような存在です。
手で触れても感触は確認できませんが、同じエゴ同士なら触れ合うことができるのです。
エゴとエゴの接触は、心と心を結ぶコミュニケーションを生む一方で、相手のエゴを直接傷つけ、心に深い傷を負わせる危険性も生じます。
▲拡大するエゴの恐怖
エゴは一部の人間だけの問題ではありません。
普通の人間も、ただ自覚できないだけで、同じように影響は受けるのです。
エゴの力に抵抗できない普通の人間は、知らず知らずのうちに、他人のエゴに支配されているのかも知れないのです。
▲エゴを得た少年少女たち……その結末は?
エゴとはなにか?
それを追い求めていくのがリアライズの物語そのものです。
プレイヤーは主人公・松浦亮とともに、
なにも知らない状態から少しずつ、エゴと、その不条理な力を得た少年少女たちの結末を知ることになるのです。